99.99%報われないとしても、努力しなくていい理由にはならない

みなさん、こんにちは!スタッフの井上です。

いよいよ高3生たちは、推薦入試を皮切りに大学入試がスタートします。既に早いところでは、指定校推薦の内定がちらほらと出始めました。ここから約半年、勝負の受験期です。学力、心身の準備をしっかりしていきたいものです。

さて、高校受験・大学受験にとって重要な、この2学期の始まりに、お伝えしたいことを、ずばりタイトルにさせていただきました。

99.99%報われないとしても、努力しなくていい理由にはならない。

この言葉は、週刊少年マガジンで連載された安田剛士によるサッカー漫画「DAYS」に出てくる名言です。大人の私でも、かなりグサッとくる一言です。いや、それなりに歳を重ねたからこそ、かえって刺さるのでしょうか……。

確かに、報われることが分かっているのなら、きっと誰でも努力できますよね。報われるか分からないから、自信が持てない、努力ができない、続けられない……。憧れで志望校を追っかけていたところから、受験と言うものが少しずつ迫ってきてリアルに感じられるようになるのが2学期です。夏を越えて、今の実力で受かるのだろうか、徐々に不安感のほうが大きくなってきます。

しかし、だからこそ、努力には価値があるのです。誰もが達成できるわけでは無いからこそ、目指す価値があるのではないですか。

「DAYS」のなかで、私が好きな言葉をもう一つ紹介させてください。

人が本気で挑戦して努力して成せないことなんてこの世に何一つない!途中で挑戦をやめるからまるで失敗したように写るんだ。————すべて勝利のための一部なんだ。無駄なんかじゃない。あんたが頑張ってきたことはすべて。

綺麗ごとかも知れませんが、これを言い切るところがなんともカッコいいと思います。「99.99%報われないとしても」と言っておきながら、それでも努力は無駄じゃない、というメッセージが良いですね。

一度の勝ちも負けも、言ってしまえば、どちらもただの結果。失敗したとしても、チャレンジした経験は積み重なります。どんなに失敗しても、そこに必ず成長があります。

夏の模試で不安や自信が揺らいだ生徒もいるかもしれません。しかし、それも「勝利のための一部」です。そこから得た経験を自分のなかで消化し、次に繋げていきましょう。