夏休みに自分を成長させよう

こんにちは!スタッフの南です。
ついに夏休みが始まりましたね!
みなさん、遊ぶ計画はスケジュール帳に埋まっているけど、勉強の計画はまっさら…という状態にはなっていないですよね?
一生に一度しかない今年の夏休みを充実させるために、改めて自分自身に気合を入れていきましょう。

高校の国語の教科書に掲載されている定番作品の一つに、『山月記』(さんげつき)というお話があります。
中学生のみなさんは聞いたことが無いと思いますが、高校生になったらきっと読む機会がありますので、内容は楽しみにしておいてください。

『山月記』には主人公のセリフの中に次のような一節が登場します。
「人生は何事をも為さぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短い」と。
人生はただ何となく過ごしているのでは余りに長いものであるが、何かを成し遂げようと思うとあまりに短いものである、というのが直訳ですね。

さて、文中の「人生」を「夏休み」に置き換えてみましょう。
「夏休みは何事をも為さぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短い」、すなわち、夏休みはダラダラ過ごせば長い1か月だが、何かを成し遂げようとするには短すぎる、となりますね。

みなさんどう思いますか?
夏休みってあっという間に過ぎてゆくから、何か頑張ってもあまり変らなくない?って思ってはいませんか?

しかし、この文をそのままの意味で受け取ってはいけません。
『山月記』の中では前述の一節がどのような文脈で登場するのか。実は、志を果たすための努力ができない怠惰な主人公が自分自身への「言い訳」として人生が短すぎるのだと述べるのです。

1か月あれば、人は変われます。
そして、自分が想像する以上のことを成し遂げられます。自分に言い訳をしてやらない人と、自分の可能性を信じて努力する人、1か月も経てばその差は歴然です。
この夏休みを経て、みなさんが大きく成長することを期待しています!